枚方市池之宮くぼのピアノ教室です。
子どもにピアノコンクールって必要?
最初にお伝えしておくと、ここから書くことは、あくまで私の自論です。
異論はめちゃくちゃ認めます(笑)。
コンクールに出ることが正解でも、出ないことが間違いでもありません。
そのうえで、私が「コンクールを利用する」という考え方をしている理由を書いてみたいと思います。
ピアノは、上手になるほど自由になる
私は、ピアノって「ある程度のレベルまでいったら、上手でないと本当の意味では自由になれない」と思っています。
ピアノを始めたばかりの頃は、鍵盤を押して音が鳴るだけでも楽しいですよね。
「ド」の鍵盤をポーン♪
「音が出た!」
それだけで十分楽しい。
導入期なら、知育遊びや、ピアノ演奏につながるゲーム、リトミックなどを取り入れながら、遊び感覚で楽しく続けていくことができます。
ブルグミュラーや、ソナチネに入るくらいまでなら、こうした工夫をしながら「音楽って楽しい!」を育てていくこともできます。
でも、その先は少し違ってきます。
上手くなっていないとだんだん楽しくなくなってくる。
私はそう考えています。
ここでいう「自由」は、勝手気ままに好きなことをする、という意味ではありません。
本物の自由です。
スポーツだって、上手になるほど自由になる
例えばテニス。
ラケットを持ってボールを打つだけでも最初は楽しい。
でも、ラリーが続くようになると、もっと楽しくなります。
サッカーも同じ。
ドリブル、パス、シュートなどの技術が身につけばつくほど、自分の思ったようにボールを動かせる。
つまり、上手くなるほど自由になって、できることが増える。
勉強だってそうですよね。
問題の意味がわからないうちは、勉強はなかなか楽しくありません。
でも、理解できて問題が解けるようになると、だんだん面白くなってきます。
ピアノも同じです。
ピアノ演奏が上達すると、音楽がもっと自由になる
ピアノで本当の意味で自由に音楽を楽しむためには、いろいろな力が必要です。
例えば、
・楽譜を見て、すぐに弾ける力
・音楽理論などの知識
・作曲家についての知識
・その曲が生まれた時代背景を知ること
・自分なりに表現する力
自分で音楽を動かせるようになってくる。
技術があるからこそ、自由に弾ける。
ピアノが面白くなってきます。
その方法の一つとして、コンクールを利用するのです。
「コンクールで良い成績を取るため」だけではありません。
コンクールでは、課題の曲と、とことん向き合います。
上達しないわけはありません。
曲を深く掘り下げることで、演奏技術だけではなく、
・表現する力
・最後までやり抜く力
ただ私は、コンクールを「目標」にすることはあっても、コンクールそのものを最終目標にはしません。
コンクールを、成長するためのツールとして「利用する」のです。
コンクールの出ることが目的になって、
「賞を取らなきゃ」
「もっと上の順位にいかなきゃ」
となってしまうと、少し違う方向に進んでしまうことがあります。
親子関係にもいろいろな影響が出てきます。
「自由に音楽を楽しめるようになること」です。
その目的を忘れずに、「せっかくだからコンクールという機会を使って、思いっきり力をつけよう!」
くらいの気持ちで取り組んでほしいと思っています。
そんな私の教室、実はコンクールに出場する生徒はほぼいません(笑)。
「じゃあコンクール推しじゃないの?」
と思われるかもしれません。
そうなのかな。
ただ私は「全員コンクールに出ましょう!」とは全く思ってません。
挑戦するタイミングなのか。
本人がチャレンジしたいと思っているのか。
コンクールという形が、その子の成長につながるのか。
そもそもコンクールに向いているのか。
コンクールに出なくても、もちろん力はつけられます。
ただ、必要な時には、コンクールという大きな機会を思い切って「利用する」。
そんなスタンスです。
そのためには、ただ「自由に弾いていいよ」と言うだけではなく、
「自由に弾けるだけの力」をつけることも大切だと思うのです。
わかることが増える。
表現できることが増える。
すると、自由になる。
そして自由ってやっぱり楽しい。
きちんと実力をつけてほしい。
そして、その力をつけられるように、私自身も「どうしたらもっと楽しく、もっと力がつくかな?」と試行錯誤しています。
それ自体が一番大事なのではありません。
「何のためにピアノを学ぶのか」を忘れずに、そのために使えるものは上手に利用する。
私にとって、子どものためのコンクールはそんな存在です。

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